IoTに取り組む皆様へ「見える化」のお話しをしました

12/22(金) 岐阜県情報技術研究所、一般社団法人岐阜県工業会、
岐阜県ITものづくり推進ラボ 共催の省エネ講演会で

  IoT・見える化による
         工場の省エネルギーと現場力向上

と題して、お話ししました。

場所は、岐阜県テクノプラザというところで、メンバーは日ごろモノづくりの
世界でIoT技術について勉強されている方たちです。

話の骨子は、省エネルギーを進めるには、「見える化」を進めること、具体的な
ムダ・ロス削減を図る事であり、それがエネルギーのコストダウンにつながり
企業利益の向上につながるのはもちろん、現場力も向上するというお話です。

私は省エネコストダウンのコンサルで「見える化」を技術の柱にしていますが、
この見える化は、「計測」と「分析、分類」であり、さらに「何をどのように
見せればその情報は役に立つのか」が工夫されていないと意味がないわけです。
その考え方や事例をお話ししたと言えます。

私はIoTの専門ではないですが、「見える化」の手法は省エネ、IoTには共通点が
多いと考えています。
情報源はどんなに豊富にあっても、それが計測され、見える形にならないと意味が
ないわけですし、そしてその見える化データが、ヒトが気づいていないものである
ゆえに、モノゴトを大きく前に進める役割を担います。(あくまで私の持論です。)

90分近くの長い話となりましたが。「仕事で裏打ちされた迫力ある講演」と好評でした。

話の最後に家電製品の例として冷蔵庫を取り上げました。
冷蔵庫を鮮度よくかつ省エネで使うためには、
・開閉回数を少なく
・暖かい食品を入れない
・詰め込み過ぎない
が重要です。仮に生産現場なら、これらは計画、管理されるべきものです。
ところで、今時の家電製品の実力なら、例えば「昨日開閉30回」とか
「45℃の食品が入りました!!」とか、警報を出してくれそうですよね。

生産工場では多くの機械が存在して、それぞれ適した使い方があるはずです。
それぞれのメーカーさんが、ノウハウを機械にセットして、各工場の
実状に則した管理に基づいて(促して)、こうしたフィードバックをして
くれるといいなあ、と思っています。