Daiichi テレビ ニュースevery.で電力自由化についてコメントしました

Daiichiテレビから取材を受け、5/20放映の ニュースevery.金曜オピニオン
「どうなった?電力自由化」の中で、専門家としてのコメントとしてとりあげられました。

放映では3点とりあげられています。

  1. 既存の電力会社へ切り替えた件数は、4月1日時点で0.5%だったが、GW前には
    1%に達している。(4月電力広域的運営推進機関公表値、なお、同5/20公表値では2%。 なお、このコメントは「現状をどう 見ているか?」との質問に「浸透してきた」と答えたあとのコメントです。)
  2. 各社が工夫して出してくるメニューを消費者が良く知り納得して考えて選んでいくことが大切。(電力自由化の趣旨は、まさしくこれです)
  3. 発電の方式とか、燃料で選ぶことがもっとあっても良いと思う。

時間の関係で編集されてカットされていますが、3.は、取材の際に「例えば再生可能エネルギーを 買いたい、という人は、選んで買えるのか?」という趣旨の質問に対して、「できます。『電源構成』を開示している事業者から買えば、その会社の発電の種類を選んで買えるということ。」「この『電源構成』は、開示を義務化するかどうか議論があったが、見送られた。でも、発電の方式とか、燃料で選ぶことがもっとあっても良いのでは」という答えましたが、そうした議論から抽出されたものです。
背景の画面(風力発電機ですね)と併せ、この辺の視聴者の意識に応えようとしているようです。
番組のキャスター、アナウンサーさんらもこうした関連の会話をされていました。

田形

番組の冒頭「電気の切替えをした人は、まだ少ない」との出だしでした。
マスコミはどこも、もっとすごい「争奪戦」が起きるのではないかと思っていたフシがあります。
私は、まだまだこれからだと思っていますし、順調に浸透していると思っています。
そして、電力自由化が成功するかどうかは消費者の関心次第、と思っています。

この辺りは、ビジネスコラム(電力の切替えまだ1%?)を参照ください。

家庭向け「電気の使い方の見える化」試験サービスを始めました

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毎月検針票を見るたびに「何にこんなに電気を使っているのだろう?」と思っていませんか。
そんな方に役立つサービスです。

ご自宅の電気の使い方を見える化してみましょう。

講演会などでもお伝えしていますが、
 ・契約アンペアは過剰な契約をしている人が多い。10A下げると280円/月おトク。
 ・どんな電気機器にどのくらい電気を使っているか意識してみましょう。
この2点は、家庭で電気代の節約するポイントだと思います。
そもそも自宅の契約アンペアを知っていますか!?
節電も気の付いたことだけやっているとすぐにネタ切れしますし、
もっとやろうとするとガマンの省エネが始まってしまいます。

どうやって実際に使用しているアンペアやkWhを知るか?
誰でもできるのは、お持ちの機器のワット数をリストアップして、どの機器を
いつどのくらい使うか記録してみることです。
(ちなみに500W(0.5kW)なら2時間使うと1kWh(=0.5kW×2hr)
アンペアは、5A(=500W÷100V)ですね。)

しかし、一番早くて手っ取り早いのは、ズバリ”測定する”ことです。

工場の省エネなどでは必須の方法です。「じゃあ、ウチでもそれやってよ。」という声に押され、家庭向け「電気の使い方見える化」の技術を試験的に家庭向けにも提供してみることにしました。
下記のような、一日の電気の使い方のグラフをご提供できます。

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これの何が良いか?
ズバリこのようなグラフで、「我が家の電気の使い方」がわかりますよね。
 ・今のブレーカーサイズは適切か、大きすぎることはないか。
 ・電気をいつ、どのくらい使っているか、だいたいわかる。
これで皆さんが自分の電気の使い方が分かれば、これが家族会議の議題になり、少しでも具体的な
省エネでき、皆さんの家計の助けになるなら、と思います。

サービスの詳細につきましては、以下ご参照ください。
ご理解の上ご一報いただけますと幸いです。

<「電気の使い方見える化」サービスの内容> (平成28年9月までの試験サービス)
対 象:従量電灯B、従量電灯Cないし低圧電力(東京電力、中部電力の場合)
    ないし、同等の契約(新電力の場合)をされている、家庭、個人商店
   (実際に居住されている、運営されているものに限らせていただきます。)
費 用:5,000円(税込)/分電盤
(一般に家庭向けは、従量電灯B、従量電灯Cないし低圧電力契約で、一契約に一つの分電盤が設置されており、 その分電盤で計測します。)
分電盤内の個別のブレーカーの測定も希望される場合、+1,000円/点(2点まで)
費用は第二回訪問時に現金でお支払いをお願いいたします。
実施方法:二回訪問させていただき、下記を実施します。
­    ・1回目 分電盤に、電流ロガーを設置します。(約15分を予定)
    ・2回目(一週間後を目途に伺います。):電流ロガーからデータを回収し、グラフをご提供します。
データの見方をご説明し、簡単なご質問にもお答えできます。(約30~60分を予定)
希望される場合、測定データをCSVファイルでCDでお渡しします。
※一般に分電盤は屋内に設置されていますので、訪問時に在宅していただく前提となります。

サービス可能なエリア:三島市、沼津市、長泉町、富士市、富士宮市、静岡市(ただし新東名高速道路より南側)

その他、注意事項、お願い。
・分電盤の構造などにより安全に測定ができない場合、当研究所の判断で中止いたします。
・このデータを元に契約電流を変更する場合、お客様ご自身の判断でお願いします。
(変更後に万一ブレーカーが働く場合、電気機器の同時使用を減らして調整してください。
一度ブレーカーサイズの変更をした場合、原則的に一年間変更ができません。)
・小売り電気事業者へのブレーカーの変更の連絡は、お客様ご自身でお願いします。
・お客様のデータを、個人を特定できない形で、当研究所の省エネセミナーなどで使用させていただきます。
これ以外は、お客様のデータ、連絡先および知り得た情報を、他事業者へ提供する事はありません。
また、当研究所から展示会などのご案内を差し上げたく存じます。

「電力自由化」セミナーお届けします 

2015年後半ころから、電力自由化が話題になりはじめ、講師の依頼を
いただくようになりました。
行政、消費者団体、小売事業者連合会、その他企業からのご依頼(人づてで
いただきました)に応じて、お話しさせてもらっています。
一部公開していますので、セミナーの様子はこちらをご覧ください

2016/4/1に電力の完全自由化がスタートしましたが、まだまだ始まった
ばかりで、「情報がない!(又はあるが役に立たない)」「電力会社を変えたほうが
良いの?変えない方が良いの?」「どうやって選べばよいのか」などの声が多数聞かれます。

そこで、まだまだ多いこうした声にお応えすべく、
 1.電力自由化とはどのような政策なのか、何が変わるのか。
 2.そもそも商品としての電気とは、どういうものなのか。
 3.電気小売り事業者の役割、責務およびその選別のポイントは。
をバランス良く、電力自由化前後の状況、事例などを交えつつ、一時間ほどお話しする
基本的なパッケージをご準備し、広くみなさまからのご要望にお応えしていくことといたしました。

どれかを重点的に、あるいは〇〇〇について特に知りたいといったご要望にも
対応しますし、もちろん質疑の時間をたくさんとっていただいても結構です。

消費者団体さまの勉強会に、企業さまのビジネスチャンス拡大の検討会に、
と用途はさまざまかと思います。ご活用ください。

費用については、内容、時間数、場所などを考慮いたしたく、ご相談ください。