省エネ・コストダウンセミナー(富士宮市)で講師を務めました。

7/8富士宮市主催の、事業者向け省エネルギー・コストダウンセミナーで

 省エネルギー・コストダウンセミナー ~電力自由化・省エネの理解を深める~

と題して電力自由化の話題を中心にお話をいたしました。

「自由化と省エネどう関係あるの?」「電気はとにかく安く買いたいんだけど」
と考えがちですが、電気も商品として考えると、生産、流通、小売りの仕組みと、
自分の消費パターンを的確に組み合わせていくことが、安く買うコツなのです。
そしてこれこそが、電力自由化の主旨であり、国全体の省エネを進めることに
つながります。

「自分の消費をきちんと知る」これこそ、省エネの極意であり、私がお勧めする
「見える化」による、ムダ・ロス削減の省エネ・コストダウンの手法にほか
なりません。

これからは、賢く省エネのできる人や会社が得をする時代です。
決してガマンは必要ありませんが、努力はしましょう。
そういう皆さんのお手伝いを、これからも続けてまいります。

2016.7.10 岳陽新聞
20160708岳陽新聞

2016.7.10 岳南朝日新聞
20160708岳南朝日

Daiichi テレビ ニュースevery.で電力自由化についてコメントしました

Daiichiテレビから取材を受け、5/20放映の ニュースevery.金曜オピニオン
「どうなった?電力自由化」の中で、専門家としてのコメントとしてとりあげられました。

放映では3点とりあげられています。

  1. 既存の電力会社へ切り替えた件数は、4月1日時点で0.5%だったが、GW前には
    1%に達している。(4月電力広域的運営推進機関公表値、なお、同5/20公表値では2%。 なお、このコメントは「現状をどう 見ているか?」との質問に「浸透してきた」と答えたあとのコメントです。)
  2. 各社が工夫して出してくるメニューを消費者が良く知り納得して考えて選んでいくことが大切。(電力自由化の趣旨は、まさしくこれです)
  3. 発電の方式とか、燃料で選ぶことがもっとあっても良いと思う。

時間の関係で編集されてカットされていますが、3.は、取材の際に「例えば再生可能エネルギーを 買いたい、という人は、選んで買えるのか?」という趣旨の質問に対して、「できます。『電源構成』を開示している事業者から買えば、その会社の発電の種類を選んで買えるということ。」「この『電源構成』は、開示を義務化するかどうか議論があったが、見送られた。でも、発電の方式とか、燃料で選ぶことがもっとあっても良いのでは」という答えましたが、そうした議論から抽出されたものです。
背景の画面(風力発電機ですね)と併せ、この辺の視聴者の意識に応えようとしているようです。
番組のキャスター、アナウンサーさんらもこうした関連の会話をされていました。

田形

番組の冒頭「電気の切替えをした人は、まだ少ない」との出だしでした。
マスコミはどこも、もっとすごい「争奪戦」が起きるのではないかと思っていたフシがあります。
私は、まだまだこれからだと思っていますし、順調に浸透していると思っています。
そして、電力自由化が成功するかどうかは消費者の関心次第、と思っています。

この辺りは、ビジネスコラム(電力の切替えまだ1%?)を参照ください。

家庭向け「電気の使い方の見える化」試験サービスを始めました

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毎月検針票を見るたびに「何にこんなに電気を使っているのだろう?」と思っていませんか。
そんな方に役立つサービスです。

ご自宅の電気の使い方を見える化してみましょう。

講演会などでもお伝えしていますが、
 ・契約アンペアは過剰な契約をしている人が多い。10A下げると280円/月おトク。
 ・どんな電気機器にどのくらい電気を使っているか意識してみましょう。
この2点は、家庭で電気代の節約するポイントだと思います。
そもそも自宅の契約アンペアを知っていますか!?
節電も気の付いたことだけやっているとすぐにネタ切れしますし、
もっとやろうとするとガマンの省エネが始まってしまいます。

どうやって実際に使用しているアンペアやkWhを知るか?
誰でもできるのは、お持ちの機器のワット数をリストアップして、どの機器を
いつどのくらい使うか記録してみることです。
(ちなみに500W(0.5kW)なら2時間使うと1kWh(=0.5kW×2hr)
アンペアは、5A(=500W÷100V)ですね。)

しかし、一番早くて手っ取り早いのは、ズバリ”測定する”ことです。

工場の省エネなどでは必須の方法です。「じゃあ、ウチでもそれやってよ。」という声に押され、家庭向け「電気の使い方見える化」の技術を試験的に家庭向けにも提供してみることにしました。
下記のような、一日の電気の使い方のグラフをご提供できます。

example

これの何が良いか?
ズバリこのようなグラフで、「我が家の電気の使い方」がわかりますよね。
 ・今のブレーカーサイズは適切か、大きすぎることはないか。
 ・電気をいつ、どのくらい使っているか、だいたいわかる。
これで皆さんが自分の電気の使い方が分かれば、これが家族会議の議題になり、少しでも具体的な
省エネでき、皆さんの家計の助けになるなら、と思います。

サービスの詳細につきましては、以下ご参照ください。
ご理解の上ご一報いただけますと幸いです。

<「電気の使い方見える化」サービスの内容> (平成28年9月までの試験サービス)
対 象:従量電灯B、従量電灯Cないし低圧電力(東京電力、中部電力の場合)
    ないし、同等の契約(新電力の場合)をされている、家庭、個人商店
   (実際に居住されている、運営されているものに限らせていただきます。)
費 用:5,000円(税込)/分電盤
(一般に家庭向けは、従量電灯B、従量電灯Cないし低圧電力契約で、一契約に一つの分電盤が設置されており、 その分電盤で計測します。)
分電盤内の個別のブレーカーの測定も希望される場合、+1,000円/点(2点まで)
費用は第二回訪問時に現金でお支払いをお願いいたします。
実施方法:二回訪問させていただき、下記を実施します。
­    ・1回目 分電盤に、電流ロガーを設置します。(約15分を予定)
    ・2回目(一週間後を目途に伺います。):電流ロガーからデータを回収し、グラフをご提供します。
データの見方をご説明し、簡単なご質問にもお答えできます。(約30~60分を予定)
希望される場合、測定データをCSVファイルでCDでお渡しします。
※一般に分電盤は屋内に設置されていますので、訪問時に在宅していただく前提となります。

サービス可能なエリア:三島市、沼津市、長泉町、富士市、富士宮市、静岡市(ただし新東名高速道路より南側)

その他、注意事項、お願い。
・分電盤の構造などにより安全に測定ができない場合、当研究所の判断で中止いたします。
・このデータを元に契約電流を変更する場合、お客様ご自身の判断でお願いします。
(変更後に万一ブレーカーが働く場合、電気機器の同時使用を減らして調整してください。
一度ブレーカーサイズの変更をした場合、原則的に一年間変更ができません。)
・小売り電気事業者へのブレーカーの変更の連絡は、お客様ご自身でお願いします。
・お客様のデータを、個人を特定できない形で、当研究所の省エネセミナーなどで使用させていただきます。
これ以外は、お客様のデータ、連絡先および知り得た情報を、他事業者へ提供する事はありません。
また、当研究所から展示会などのご案内を差し上げたく存じます。

「電力自由化」セミナーお届けします 

2015年後半ころから、電力自由化が話題になりはじめ、講師の依頼を
いただくようになりました。
行政、消費者団体、小売事業者連合会、その他企業からのご依頼(人づてで
いただきました)に応じて、お話しさせてもらっています。
一部公開していますので、セミナーの様子はこちらをご覧ください

2016/4/1に電力の完全自由化がスタートしましたが、まだまだ始まった
ばかりで、「情報がない!(又はあるが役に立たない)」「電力会社を変えたほうが
良いの?変えない方が良いの?」「どうやって選べばよいのか」などの声が多数聞かれます。

そこで、まだまだ多いこうした声にお応えすべく、
 1.電力自由化とはどのような政策なのか、何が変わるのか。
 2.そもそも商品としての電気とは、どういうものなのか。
 3.電気小売り事業者の役割、責務およびその選別のポイントは。
をバランス良く、電力自由化前後の状況、事例などを交えつつ、一時間ほどお話しする
基本的なパッケージをご準備し、広くみなさまからのご要望にお応えしていくことといたしました。

どれかを重点的に、あるいは〇〇〇について特に知りたいといったご要望にも
対応しますし、もちろん質疑の時間をたくさんとっていただいても結構です。

消費者団体さまの勉強会に、企業さまのビジネスチャンス拡大の検討会に、
と用途はさまざまかと思います。ご活用ください。

費用については、内容、時間数、場所などを考慮いたしたく、ご相談ください。

富士市消費者運動連絡会総会記念講演会で講師をつとめました

4/22 富士市消費者運動連絡会総会後の記念講演会で
「電力自由化について」
と題してお話しいたしました。

1.電力自由化とはどのような政策なのか、何が変わるのか。
2.そもそも商品としての電気とは、どういうものなのか。
3. 電気小売り事業者の役割、責務およびその選別のポイントは?
バランスよく、全般の話を一時間ほどいたしました。

「タイムリーな話題をわかりやすく説明してくれた」と好評でした。

よく、「電力自由化というけれど、情報がなくてよくわからない」という声を
聞きます。新しい制度ですので難しい面もあるのかもしれませんが、消費者にとって
行政の広報・周知あるいは報道される電気事業者各社の動き以外で、きちんと理解を深める
ための話を聞ける機会がないように思えます。

これからも、電気工学や電気事業に詳しい専門家でかつ、考えて行動している一消費者
として、私なりに発信していきたいと思います。

富士宮市消費者連絡協議会総会記念講演会で講師をつとめました

4/18 富士宮市消費者連絡協議会総会後の記念講演会で
 「電力自由化」- 何を知り、どう選ぶか
と題してお話しいたしました。

1.電力自由化とはどのような政策なのか、何が変わるのか。
2.そもそも商品としての電気とは、どういうものなのか。
3. 電気小売り事業者の役割、責務およびその選別のポイントは?
電力自由化前後の状況、事例などを交えつつ、一時間ほどお話ししたあと、
質問をたくさんもらいました。

託送料金の事、地域電力が苦労されている事、国の基本計画と電源構成の事
など、活発な質疑となりました。
昨年10月富士宮市の市民展でも展示されていたましが、たいへん勉強されて
おられ、講師としてもやりががありました。今回はそのようなこともあり、
「電気を選ぶ」ということに少々踏み込んだお話しもしましたが、みなさんの
理解がより深まったのではないかと思います。

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NHK「たっぷり静岡」の取材を受け、電力自由化のコメントを致しました

4/6 「たっぷり静岡」、「たっぷり経済」のコーナーは「始まった電力自由化」でした。

その中で専門家のコメントとして意見を述べました。(1月に続き二回目です。)

番組の意図は、認知度の高い電力自由化ではあるが、実際に新電力に切り替えをしたのは、
わずか0.5%、消費者はメリットを享受しているのか、という消費者問題としての視点
がスタートのようでした。

私も制度の趣旨である「電気事業者(特に小売り事業者)が、工夫を凝らし消費者が選択を
することで、電力の安定供給やより安価な電力を実現していく」というほどの商品のバラエティー
はまだ出てきていないのは残念
に思っています。
一方で、各社がメニューを発表できるようになってわずか3ヶ月。いわゆる他業界からの
新規参入組が自社製品と電気のセットメニューで、ようやく商売のきっかけを作れた、
というのが現状ではないかと思っています。
まだまだ、これからではないでしょうか?
(なお、もともと発電分野も電力会社の極めてシェアの高い状態でした。新規参入組は発電能力を何十%もの
シェアをとれるほど用意しての参入したわけではないので、それほど劇的な切り替えはもともと
望むべくもありません。)

(以上を取材ではお伝えしましたが、残念ながらこれらは採用されていません。)

番組で取り上げられた発言に「もっと電気の値段にメリハリがついてもいいのかもしれない」
といのは、自由化で電気が「いつ使っても同じ値段の特異な商品」から「値段の変わる普通の商品」
になり得る事を言っています。しかし現状は従来通り同じ値段の会社が殆どです。
野菜のように価格が変わってよいかは議論のあるところですが、少なくとも省エネ・節電の
インセンティブがもっと働く仕組みは望まれます

あるいは、発電の種類(事業者単位では「電源構成」などと言います。)で、再生可能エネルギー
の比率を高くし維持することを売りにする会社も出だしています。

こういう取り組みのことを知り、消費者である我々がよく考えて選ぶ。
(繰り返しになりますが)これからが大切です。様子見の人も多いとは思いますが、
是非、関心を持ち続け、自分の使う電気を積極的に選んでいきましょう。

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静岡新聞の取材を受けてコメントしました

静岡新聞の取材を受け、3/4(朝刊)「電力完全自由化 激戦しずおか 4 再生可能エネルギー」
の中で、私のコメントが掲載されました。(最下段に貼り付けてあります)

電力自由化で参入する各社は、いろいろなメニューを発表していますが、今のところ
多くが価格で競っているように見受けられます。

しかし電力自由化とは本来、多様なメニューから消費者が選ぶことが出来る、という制度です。
(従来は選べませんでした。)

電気は、使う際には皆同じ品質で、どこの電力会社から買うかは関係ありません。
しかし、あなたの使う電気はあなたが契約した電気事業者が、あなたの使う分だけ
発電
します。ですから、あなたは電気事業者を選ぶことで、あなたの電気の発電の仕方が
選べます

当日のコーナーで取り上げられて再生可能エネルギーも、将来の資源の問題への対応、
安全性などで期待の持たれている発電の方式です。
しかしまだまだコストや安定性に不安のある、どちらかというと期待は高いがまだまだ
の面のあるものとも言えます。
でもあなたがそう言ったことに期待するなら、価値観を感じるなら、あたたがこの電気
を選ぶことも可能という事なのです。

電源のミックス(日本全国で、どんな発電の方式(火力とか原子力とか再生可能エネルギー
などといった種類)がどれだ一番多いのがいいのか、どれだけの割合がいいのか、
という正解はありません。
それは我々消費者が選んでいくというのが電力自由化の狙いでもあります。

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Daiichi テレビ ニュースevery.でコメントしました。

Daiichiテレビから取材を受け、3/3放映の ニュースevery.特集電力自由化
の中で「電力自由化と言ってもよくわからない」という声にこたえる形で、専門家としての
コメントとしてとりあげられました。

放映では二点とりあげられています。
1.4月からの電力完全自由化、といっても4月までにどこかと契約しなければならないわけでなく
  従来の電力会社の契約のままで継続も可能。
2.まず自分の電気の使い方を知りましょう。毎月お手元に「電気使用量のお知らせ」(検針票)
  が届いていますので、よく読んでみてください。

自分がどんな契約をしているのか、どの程度電力を使っているのかを、まずはきちんと確認する。
電気に限らず、消費者として大切な行動ですよね。

このあと、番組のコメントで「電気の使い方を見直すきっかけになりそう」とありますが、
その通りだと思います。

電力自由化というのは、電気消費者である我々が電気を選ぶことで、電気(ひいてはエネルギー)
を良い方向に進めていこう、そのためには電気事業者が創意工夫をしよう、だから既存の大きな事業者
だけでなく、新しい事業者にも参加を促そう、という制度です。

われわれ消費者が、自分たちの電気の使い方、期待する電気のサービスの受け方、そして望ましい
安全安定でより安いエネルギーの事、さらには将来の地球環境のことを考えるきっかけに
なってほしいと考えています。

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静岡県生協連 環境学習懇談会で「電力自由化」講師を務めました。

 2/19 静岡県生活協同組合連合会 環境学習懇談会で

「電力自由化を知る」

と題して、講師を務めました。

生協役職員や環境保全活動のリーダー組合員のみなさまへ、短い時間ながら、
1.電力自由化とはどのような政策なのか、何が変わるのか。
2.そもそも商品としての電気とは、どういうものなのか。
3.電気小売り事業者の役割、責務およびその選別のポイントは?
について説明いたしました。さらに、特に環境面からの視点も加えるという、盛りだくさん
な内容でしたが、みなさん熱心に聞いてくださいました。また、質疑の時間もあり
質疑、討論、意見交換をたっぷり行うことができました。

最近、小売り電気事業各社から電力自由化対応メニューが矢継ぎ早に発表されたこともあり、
報道もにぎやかですが、どこが安いか得か、何に注意するか、そんなことばかりが
取り上げられがちです。
是非本来の趣旨を理解して、賢い消費者になり結果的に得になり、かつ環境に優しい
安定したエネルギーを得られるようになりたいものです。

今後も消費者の視点に立ち、消費者のお役にたてる活動を行ってまいります。
また、事業者のみなさんへも消費者の利益と電気事業の健全な発達を図れるよう活動を
続けてまいります。